まちゼミツアーについて
[当日は雨の予報でしたが、まちゼミツアー中は幸いにも快晴でした。]
まちゼミサミットの2日目は商店街の各店舗を回る「A.まちゼミ参加店ツアー」と運営ノウハウを伝授する研修会「B.もっとまちゼミ!〜まちゼミリーダー・事務局向け研修会〜」の2つのコースが行われました。
(まちゼミサミット1日目の様子はこちらです。)
「A.まちゼミ参加店ツアー」では140名の参加者を10グループに分け、コーディネーター案内の下、まちゼミを実施している各店舗を巡ります。座学だけではなくこうして岡崎のまちを歩き、店主さんのお話を聞けるのは嬉しいですね。
「B.もっとまちゼミ!〜まちゼミリーダー・事務局向け研修会〜」では岡崎まちゼミの会代表の松井洋一郎氏が講師となりまちゼミの具体的なノウハウや自主運営のノウハウについてレクチャーを行いました。
参加店ツアーのお店
私が参加した班は、蝋燭店、ブリザードフラワー店、カイロプラテック、占い店を巡りました。
1店目の老舗蝋燭店では「蝋燭を聞く」という講座を行っており、様々な蝋燭の香りを嗅いでもらってリラックスしてもらいます。お店は商店街から少しはずれている場所にあるのですが、「まちゼミのおかげで他のまちの人とのネットワークができた。」とお話されていました。
2店目のブリザードフラワーのお店の店主さんは国際的な資格を持つという方。欧州で資格を取られており、有名人の結婚式やファッションショーで使用する作品も手がけられていました。講座ではフラワーブーケの作り方講座を行っていました。
3店目のカイロプラテックではツアー参加者が施術を体験。こちらの方も海外に行き、西洋医学を学ばれた方でした。数分間でゆがみを治す魔法のテクニックで、参加者一同盛り上がりました。こちらの店主さんは普段は在宅や出張で行っているため店舗を持っていません。そのため、この様にまちゼミで自分の事やカイロプラティックのことを知ってもらうのは有り難い機会だとお話されていました。
4店目は占い屋。今回はツアー参加者の手相を見てもらいました。ここの先生はファンクラブがあるほどの人気で、市外からくる人もいるとか。みんな話と自分のてに夢中でした。
感想
今回「まちゼミ参加店ツアー」に参加し、参加店舗の視察や店主との交流をさせて頂きました。その中で感じた事は店主さんの想いやプライドの強さです。私は店主さんの話を聞いて行く内に「この人から買いたい、また会いたい。」と思うようになりました。モノ・コトが溢れる時代だからこそ、そのモノ・コトの価値がわかる人、教えてくれる人から買う意味があるのではないでしょうか。また、その人から買う事で自分自身の価値観を高める機会にもなると思います。
さて、まちゼミ発祥の岡崎市ではまちゼミに取り組み10年が経ちますが、各店主さんの試行錯誤により常にお客さんを満足させています。代表の松井さんは「まちゼミはリピーターのお客さんもいる、そういった人には同じサービスでは満足させることができない。そのために店主は勉強が必要になってくるし、工夫が必要になってくる。」とお話されていました。まちゼミは商店主の意識を向上させる効果もあります。そのことがさらに好循環を生み町の魅力創出に繋がり、まちのリピーターを生んでいるのではないでしょうか。